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2018/08/12

固定資産税の100%減税を得るための3つのポイント

製造業のお客様を中心に、設備投資に積極的な中小企業には優遇税制が用意されています。法人税だけでなく償却資産税も減免されるという見逃せない制度が平成30年6月よりスタートしていますが、手続きが煩雑で分かりにくいのがネックです。今回は、先ず償却資産税の減免プロセスを整理してみようと思います。


カスミン
ハルカ先輩!お客様が、ごっつ高い機械を買うと言うてます。
ハルカぴょん
なぜ、大阪弁?でも、その報告は大事。ここで問題でーす。
カスミン
いきなり問題なんて、イケズですわ〜 。でも、そういえば平成30年から高い機械を買ったら減税があるんと違います?

 

ハルカぴょん
・・・全体的に関西弁。なぜ?でも、そのとおり!固定資産税(償却資産税)の減免措置について今回は整理しておくよ。
カスミン
はい、土地・建物は固定資産税。機械や附属設備は償却資産税の対象ですね?償却資産税って、ちなみにどれぐらいかかるのですか?

 

ハルカぴょん
今回の減税は最大3年間、償却資産税がゼロになるよ。例えば、耐用年数8年で1千万円の機械を買う場合の固定資産税は、こんな感じ。3年間で28万3200円の減免になるよ。

 

カスミン
機械の耐用年数によって違いはでるでしょうけど、このケースだと購入額の3%近い減税効果があるのか〜、小さくはないですね。お客様には減税で得したお金で、私にめちゃくちゃ高級で美味しい食事を奢ってくださいと伝えておきます。ちなみに対象となる資産を詳しく教えてください。

 

ハルカぴょん
・・・まとめると、こんな感じ。工具は対象資産が限定されているから注意。この対象になる資産を先端設備等と呼ぶよ。押さえておかないとミスをしがちなポイントが、3つあるよ

カスミン
1つ目のポイントは聞いたことあります。確か証明書みたいなのが必要なんですよね?

 

ハルカぴょん
そう、ポイント1は、『先端設備であることの証明書が工業会などからもらえること』
カスミン
実務的には、先端設備の購入時に、メーカーや販売店に確認すればOkですね。機械とかを売りたいメーカーさんは、通常は税金も安くなるからお得ですよ〜とアピールするでしょうしね。これは難しくないですね。

 

ハルカぴょん
ポイント2は要注意、『先端設備の購入前に、市町村から先端設備等導入計画に係る認定を受けなくてはいけない』

 

カスミン
買ったあとでは認定を受けられないのですか?

 

ハルカぴょん
そう、固定資産税を3年間ゼロにしたいなら買う前に計画を申請して認定を受けないとアウト!認定後に購入。このスケジュールを忘れちゃダメだよ〜

 

カスミン
それは聞いておいて良かったです。お客様にもすぐに伝えます!

 

ハルカぴょん
最後にポイント3.認定支援機関からその計画について事前確認(確認書添付が必須)を得ること。これも必須だから忘れないでね。

 

カスミン
認定支援機関?ごっつ、難しそうな名前ですね。どこにあるのですか?

 

ハルカぴょん
中小企業庁の認定を受けた金融機関や士業事務所のことだよ。もちろんザイムパートナーズも認定支援機関に登録しているよ。要は計画内容の妥当性を認定支援機関が確認して指導していることが必要なわけだね。

 

カスミン
なるほど〜。単に買えばOkというわけではないのですね。税理士法人ザイムパートナーズなら計画書の数値作成アドバイスも確認も全部できるのですね。イケてますわ〜

 

シズカねーさん
(注)このブログは、ちょいちょい露骨な宣伝を挟んできますが、温かい目で見守ってください。

 

ハルカぴょん
そうだね、お客様とのコミュニケーションがないと、そもそも設備購入の情報も得られないから注意が必要だね。この節税は、お客様と税理士事務所のコミュニケーションが意外と大切かもね。

 

カスミン
了解です!名古屋市の会社は、名古屋市の中小事業者等が新規取得した先端設備等に係る課税標準の特例について? 見ておいた方がイイですね。市町村によっては減税率が異なることもあるので気をつけたいところですね。

 

ハルカぴょん
償却資産税の申告時にも、添付書類が必要になるから認定→購入→毎年1月の償却資産税申告で必要事項を記載・添付という流れも忘れないでくださいね。困ったらザイムパートナーズに来てね!

 

 

シズカねーさん
(注2)このブログは、強引に宣伝を挟んできます(二度目)。ちなみに、固定資産税減免だけでなく、購入金額が全額経費となる、経済産業局への経営力向上計画認定(いわゆる即時償却)も該当することも多いので、併せて検討してくださいね。詳細は、次のブログで解説しますね。

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