ZAIPA BLOG
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頑張る会社をもっと強くする!節税ブログ
30代の若い社長でも、将来のためにお金をためておきたい、と考える社長さんが増えてきた気がします。
ちなみに、節税しながらお金を貯められる方法があるよ。
どんな方法ですか?
①小規模企業共済
②確定拠出年金(iDeCo、企業型DC)
③生命保険
小規模企業共済とiDeCoは個人で加入、企業型DCと生命保険は、会社で加入だよ。
①と②のiDeCoは、掛金が全額所得控除できるから、所得税と住民税の負担が軽くなるから、おススメだね
③はものによって違うけど、掛金の半分が経費になるものが多いよ。
小規模企業共済(個人) | 確定拠出年金(iDeCo、企業型DC) | ||
小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのための、積み立てによる退職金制度。 | 特徴 | 毎月掛金を積み立て、運用することで、将来受け取れる年金が決まってくるもの。 | |
加入できる会社は小規模の会社に限られている。
商業(卸売業・小売業) サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) →従業員の数が5人以下 それ以外の事業 →従業員の数が20人以下 |
個人型(iDeCo) | 企業型(企業型DC) | |
自分で掛金の金額を決め、自分で掛金を払う。 | 会社のルールに基づき、会社が掛金を払う。
従業員が掛金を上乗せするマッチング拠出の制度あり。 |
||
月1,000円~月7万円まで500円単位で自由に設定できる。
(年84万円まで) 掛金の変更も可能。 |
掛金 | 月5,000円から1,000円単位で設定可能。 年1回変更できる。掛金上限あり:企業年金がない場合、月23,000円まで |
月5,000円から1,000円単位で設定可能。 年1回変更できる。掛金上限あり:企業年金がない場合、月55,000円まで(年660,000円) |
掛金が全額所得控除できる
最大120%相当額が戻ってくる 掛金の範囲内であれば低金利で貸付制度が利用できる。 |
メリット | 掛金が全額所得控除できる
運用益は非課税(税金がかからない) |
会社が払った掛金は、全額会社の経費にできる。
運用益は非課税(税金がかからない) |
20年未満で任意解約した場合は、元本割れする。
12か月未満で解約した場合、共済金はゼロ |
デメリット | 運用で損が出れば、元本割れする可能性もある。
中途解約不可。60歳まで引出不可(将来的には65歳になるかも) |
運用で損が出れば、元本割れする可能性もある。
中途解約不可。60歳まで引出不可 導入時に10万程(導入に関する手続き・コンサルティングなど)と、毎月5,000円程(管理手数料)のコストがかかる。※金融機関によって異なる |
小規模企業共済・確定拠出年金は、どちらも所得控除できるから、節税額を利回りと考えて加入するケースが多いよ。税率30%の社長なら30%の利回りと考えるとお得だよね。
確定拠出年金は自分で金融商品を選んで運用していくから、どの商品を選ぶかも、資金を増やすポイントになるね。
生命保険の場合は、解約返礼率の高いものを選ぶといいね。ただし、業績が悪くなっても払える掛金額にしておこう。
小規模企業共済・確定拠出年金の掛金額と同額を役員報酬にプラスすれば、役員報酬を増やしても所得控除されて、社長の税金を増やすことなく、積み立てることもできますね!
すぐ退職しちゃう従業員のためには、お金を出したくないですよね。
ただし、「役員だけ」という絞り方はできないから、従業員さんも加入させないといけない。
①と③だったら、社長だけでも加入できるよ。
期限をすぎると自動的に運用がストップする上に手数料がかかり続けてしまうから、早めに手続してあげよう。
※移管期間
企業型確定拠出年金加入者の資格は、退職日の翌日に喪失します。移換手続きの期限は、資格を喪失した月の翌月から起算して6ヶ月以内です。
小規模企業共済と確定拠出年金は、受取方法が3パターンから選べて、その方法によって所得の種類が変わるよ。
①一括受取 ②分割(年金)受取 ③一括と分割の組み合わせ
一括受取の場合→退職所得扱い
分割受取の場合→公的年金等の雑所得扱い
どちらも税制優遇されているから、給与でもらうよりも、所得税や住民税の負担が軽くなるようになっているよ。
税務では、何でも「適正額」があるから、好き勝手に金額は決められないよ。
50万円×30年×3=4,500万円 ですね!
あと、退職金を支給することを記した株主総会議事録は、残しておこう。
税務調査では書面が大事だよ!
究極の退職金は、自分の会社の価値をあげて、退職時に株を売ることだよ。
株売却の税率は20.315%(所得税15.315%、住民税5%)だから、価値が高い会社の株を売却した場合、退職金よりも税金が安くなるんだ。
でも、会社を大きくした分だけ退職金としてもらえるなんて、なんだか夢が膨らむ話ですね♡
目先の税金にとらわれずに、長期スパンで得をする方法を考えていこう!
(これを見ている)社長さん、将来の自分のためにも、今日のお仕事頑張りましょう!
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