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【ザイパブログ】ザイムパートナーズスタッフのブログ

2016/06/13

読んだ本の感想を語る。「リーダーのあるべき姿」稲盛和夫著

こんにちは!

税理士法人ザイムパートナーズ、税務チーム、川崎タツヤです。

 

今回のテーマは、「読んだ本の感想を語る」ということでお届けします。

 

本といっても、多種多様なものがありますので、今回は“人”という視点に沿って本をチョイスしました。そこで、この動画でご紹介させていただく本は、稲盛和夫さんの“リーダーのあるべき姿”という本です。

 

なぜこの本を選んだかというと、私が大学3年生で就職活動を始めた頃に、稲盛和夫さんの“実学”という本に出会い、経営と会計のつながりの大切さや、仕事に取り組む姿勢・考え方を学び、大変感銘を受けたからです。

 

その稲盛さんが書いた本ということで、以前から気になっており、この本を実際に本屋で手に取り、「鍛え抜かれた不動の“人格”を確立せよ。??????鍛え抜かれた不動の人格を確立していなければ、真のリーダーとはいえないのである。」という言葉が目にとまり、この動画を観ていただく社長さんや、将来会社を担うことになる方、さらには新入社員の方にも有益な情報をご提供できるものであり、ぜひ、読んでいただきたい本であると思ったからです。

 

内容としては、稲盛和夫さんといえば‥‥、というくらい有名な計算式、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」を熱く語っている本であると思います。この言葉は、そのまま読むと、人生・仕事の結果は、考え方×熱意×能力でできているということです。

要するに、いくら熱意があり100点、能力が100点であったとしても、考え方(人生観・哲学)がマイナスであれば、結果はマイナスの数値となる。ということを意味します。したがって、人生・仕事の結果、共に良い結果を望むのであれば、熱意、能力はもちろんですが、考え方を日々磨いておく必要性があることを説いておられます。

 

例えば、組織をまとめる方法として、2つの方法があります

 

1つが、「覇道」。これは力をもって組織をまとめていく方法です。例えば、金銭的インセンティブや人事権、任命権をもって組織をまとめていく方法です。もうひとつが、「王道」です。こちらは徳をもって組織をまとめる方法です。

長く繁栄を続け、調和のとれた企業を目指すのであれば、徳で治めるしか道はなく、力で治める経営は、一時的に成功を納めたとしても、いつか必ず社員の離反を招き、破綻に至ることになる。と話しています。徳で企業を治めることで、取引先とも、より良好な関係性を築き、業績としても素晴らしい結果をもたらすことができるの指摘がありました。

 

そのほかにも、社長となる方々は、人並み外れた才覚の持ち主であるため、人並み外れた才覚を持っている人たちこそ、それを適正にコントロールすることができる“人格”を持ち合わせていないと、誤った方向へ進んでしまう、との話もありました。

 

そして、本の最後には、人生の目的は“心を高めること”と締めくくっているように、考え方、人生観、倫理観等を常に磨いていく必要性を説いてみえます。現在の自身の考え、判断は正しい道を来ているか、それを確認することができる本であり、おすすめです!社長さん、従業員さん問わず、仕事や人生に対しての心構えとして、参考になる部分が多々ありますので、ぜひ読んでいただきたい、そんな本となっております。

 

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