ザイパブログ

派遣会社には、基準資産を満たさないと許認可の更新が出来ないという、事業の制約があります。そのため、利益を出し続ける必要があり、利益が大きくなると税額が気になり、節税が頭をよぎります。

通常、節税とは経費を増やすこと、つまり利益を圧縮することであり、過度な節税は基準資産を毀損する場合があります。実際、他の税理士事務所のお客様で、過度の節税から基準資産要件を満たさなくなり、特定派遣業→一般派遣業への許認可申請前に、ご相談にお越しになる方もいらっしゃいます。こ

では、派遣会社は、節税策を採れないのか・・・そのようなことは、ありません。

決算書上の経費を増やさずに、税額だけを減らす方法が幾つかあります。今回は、その点を説明させて頂きます。　「採用　→　派遣スタッフの増加による利益の増加　→　基準資産に影響しない節税でさらに利益剰余金を増やす」の好循環を作ることが、派遣会社の理想型になります。

なお、節税策を講じる前に、最も基本的かつ大事なことは、顧問税理士さんに基準資産のことをキチンとお伝えすることでしょう。正直、担当者レベルでは派遣業独特の許認可要件等をよく理解していない方も多く見受けられますので、お気をつけ下さい。

今回は、派遣会社なら知っておきたい節税プランを3つ、動画で解説してみました。「怪しい」方法ではありません。真っ当に合法な手段ですので、是非ご覧下さい。